060番号は「待つべき」なの?導入延期と今の契約

電話番号不明

機種変更の時期を迷う理由が、またひとつ増えましたね。

というのも、090/080/070に続く携帯番号として導入されるはずだった「060」が、システム対応の遅れでスタート延期になってしまったんです。

「どうせなら060が取れるまで待ったほうがいいのか」「今契約すると損をすることになるのか」。

最近のスマホまわりは、料金プランよりも「番号の話題」のほうが気になりますよね。

すでに090/080/070で枠が埋まりつつある中、「060」を新しい携帯番号として使えるようになる計画が進んでいて、その060が本来であれば、今月から始まるはずだったのですが、通信各社が「システム対応に追加の時間が必要」として提供開始が延期されました。

気になるのは、「この延期が、自分の契約や番号の扱いにどこまで入り込んでくるのか」ということではないでしょうか?

総務省は「今年度末までに提供が順次開始されるよう促している」としていますが、これは「年度末までに必ず始まる」という確定宣言ではありませんし、「どの会社がいつから」という内訳も示されていません。

「順次」という言葉どおり、キャリアごとに開始タイミングがばらける可能性も含んだ、かなりざっくりしたスケジュール感になっています。

このあいまいさ、日々の契約判断と相性がよくありません。

たとえば、今秋に端末の分割払いが終わる予定があり、「そのタイミングで乗り換えるつもりだった」という人にとって、「060が年度末までに始まるらしい」という情報は、中途半端な情報であり、具体的な開始日も、申し込み時に番号帯を選べるかどうかもまだ分からない中、「060を待つ」を軸にスケジュールを組むのは難しいでしょう。

なにせ「060」が登場した場合「新しい番号帯の最初の持ち主になれる」わけですし、新車のナンバーで「ゾロ目」や「語呂のいい数字」が人気になるのと同じで、「060の番号を早めに確保したい」という気持ちは、合理性というよりはコレクション欲に近い感覚もありますからね。

その感覚自体を否定する必要はありませんが、実務レベルの話とごっちゃにするとややこしくなります。

たとえば、子どものスマホデビュー用に今年中に回線を増やしたいケースを考えると、060待ちには具体的なリスクが出てきます。年度末ギリギリまで060の開始が見えないまま時間が過ぎるかもしれませんし、始まったとしても、すぐに全キャリア・全プランで060が選べるとは限りません。

そうなると、060を待つこと自体が目的になってしまい、「いつまで経っても回線が用意できない」「条件のいいキャンペーンや端末を逃す」といった本末転倒なことに。

本来は、番号帯よりも、「いつから連絡手段としてその回線が必要か」のほうが優先度は高いはずですからね。

逆に、回線を急いで増やす必要はなく、「今持っている番号も特にこだわりがない」という人にとっては、060のニュースを軽く頭の片隅に置いておく程度に扱う手もあり。

年度末に近づくころ、各社が060の提供開始日や申し込み方法を具体的に出してきたタイミングで、「そのとき契約を動かすかどうか」を改めて考えれば足ります。

今回の延期が象徴しているのは、「番号が逼迫している現状」と「それに対処する仕組みのアップデート」が、両方とも簡単には進まないということ。

090/080/070だけでは足りなくなりつつあるから060を用意したものの、その060を実際に配り始めるにも、各社のシステムをいじる手間や時間がかかる。

だからこそ、利用者側でできるのは、「制度の進み具合に振り回されすぎないこと」に尽きます。

060が本格的に動き出したとき、番号帯ごとに扱いの違いが出てくるのかどうか、既存番号の扱いを変える議論が出てくるのかどうか。そこまで話が進んだ段階で、「自分の番号と契約をどうしたいか」を考え直すくらいで、ちょうどいいのかもしれません。