年: 2026年

  • Siriが変わった、はずなのに。なんとなく拭えない不安

    Siriが変わった、はずなのに。なんとなく拭えない不安

    iOS 27のパブリックベータが出て、SiriがついにAIっぽくなったらしいですね。

    会話が続く。画面の内容を理解する。アプリをまたいで操作する。

    デモの説明だけ見ると、ようやくSiriが「あの頃約束されていたもの」に追いついたように見えるんだけど、正直、素直に喜べていない自分がいます。

    Geminiで大丈夫なのか、という不安

    そもそもの話として、AppleがGeminiを選んだ経緯を追っていくと、ちょっと引っかかるんですよね。

    これ、「一番性能が良かったから選んだ」という話じゃないっぽいんですよね。

    報道によると、Appleは最初Anthropic(Claude)との提携を本命で考えていたらしいんですが、Anthropicが提示した金額が「年間数十億ドル、しかも3年かけて倍増」という強気すぎる条件だったことから、さすがのAppleもこれは無理だと判断して離脱したのだとか。

    結果、年間10億ドルほどで折り合ったGoogleのGeminiに落ち着いたという流れのようで、「性能で選んだ」というより「現実的な金額で手に入ったから選んだ」に近いん近いんですよね。

    しかも、不安を煽ってくるのが、Apple自身は社内の開発ツールとしては今もClaudeを結構がっつり使っているということ。

    表向きはGemini、でも中の人たちが実際に信頼して使っているのは別のモデル(Claude)ってことなんですよ。

    これ、「一番いいものを選んだわけじゃない」ってことをApple自身が体現しちゃってるんですよね・・・。

    だから「Geminiで大丈夫なんですか」という気持ちにもなってくるでしょ?

    予算とスケジュールの都合で選んだものが、本当にSiriの中身として胸を張れるものなの?

    そもそも、これまでSiriは散々な扱いだったし、また同じ失敗をするのでは?

    Siriは結局Siriのまま、という感覚

    もうひとつ、これは今に始まった話じゃないんですけど。

    Siriの「今度こそ変わります」って、もう何年聞いてきたんだっけという話。

    2011年の登場からずっとそうだったし、直近でも2024年のWWDCで華々しくデモした機能が、結局1年経っても出てこなくて、CMまで作ったのに取り下げる羽目になったなんてこともありましたよね。

    で、今回のiOS 27パブリックベータも触ってみると、たしかに会話は続くし便利になった実感はあるものの、開発者ベータの段階ではニュースを聞いたつもりが連絡先を検索し始めた、みたいな話も普通に出てきています。

    サードパーティアプリとの連携もまだ弱くて、結局「Apple純正アプリの中でだけ賢い」という、これまでとそんなに変わらない構造が残っているようにも。

    中身がGeminiに変わろうが、Claudeに変わろうが、「Siriという入れ物」自体が抱えている問題は、そんなに簡単には解決しないんじゃないでしょうかね?

    Appleの革新が、そこをついた感じ

    ここまで書いてて思うのは、これはSiri単体の話じゃなくて、Appleという会社の話なんじゃないかということ。

    自分たちだけでフロンティアモデルを作れず、他社の技術を借りないと前に進めない。

    しかもその「借りる相手」すら、性能じゃなくて予算で選ばざるを得ないという残念な意思決定。

    垂直統合がAppleの強みだったはずなのに、AIという一番大事な部分だけは、それができていない。

    これって、単に「AI競争に出遅れた」というより、「もう自社だけで完結させる時代が終わった」ということの表れなんじゃないかと。

    ジョブズが、ジョブズがなんてことは言いたくないんだけどね・・・。

    iPhoneもMacもOSも全部自前で作ってきた会社が、頭脳の部分だけは他社に頼らざるを得ないというこの非対称さ、なんというか、Appleらしくないですよね?

    とはいえ、それが悪いことなのかどうかは、まだよくわからないところではあるんですけど、2度あることは3度あるし、それを打破できるような人材がいそうもないからなぁ、今のApple。

    「餅は餅屋」で割り切るのが賢いのかもしれないし、逆に言えばそれこそがAppleの終わりの始まりなのかもしれませんね。


    正直、答えは出ません。

    iOS 27の正式版が出て、実際にみんなが使い始めてみないと、今回の判断が吉と出るか凶と出るかはまだわからないのでしょうね。

    ただ、「今度こそ」という言葉を、また信じていいものかどうか?そこだけは、ちょっと気になっています。

    Siriが登場したての頃の「ちょっとおバカなところが可愛い」といっていられるような時代ではなくなってきているんですけどね・・・。

  • 060番号は「待つべき」なの?導入延期と今の契約

    060番号は「待つべき」なの?導入延期と今の契約

    機種変更の時期を迷う理由が、またひとつ増えましたね。

    というのも、090/080/070に続く携帯番号として導入されるはずだった「060」が、システム対応の遅れでスタート延期になってしまったんです。

    「どうせなら060が取れるまで待ったほうがいいのか」「今契約すると損をすることになるのか」。

    最近のスマホまわりは、料金プランよりも「番号の話題」のほうが気になりますよね。

    すでに090/080/070で枠が埋まりつつある中、「060」を新しい携帯番号として使えるようになる計画が進んでいて、その060が本来であれば、今月から始まるはずだったのですが、通信各社が「システム対応に追加の時間が必要」として提供開始が延期されました。

    気になるのは、「この延期が、自分の契約や番号の扱いにどこまで入り込んでくるのか」ということではないでしょうか?

    総務省は「今年度末までに提供が順次開始されるよう促している」としていますが、これは「年度末までに必ず始まる」という確定宣言ではありませんし、「どの会社がいつから」という内訳も示されていません。

    「順次」という言葉どおり、キャリアごとに開始タイミングがばらける可能性も含んだ、かなりざっくりしたスケジュール感になっています。

    このあいまいさ、日々の契約判断と相性がよくありません。

    たとえば、今秋に端末の分割払いが終わる予定があり、「そのタイミングで乗り換えるつもりだった」という人にとって、「060が年度末までに始まるらしい」という情報は、中途半端な情報であり、具体的な開始日も、申し込み時に番号帯を選べるかどうかもまだ分からない中、「060を待つ」を軸にスケジュールを組むのは難しいでしょう。

    なにせ「060」が登場した場合「新しい番号帯の最初の持ち主になれる」わけですし、新車のナンバーで「ゾロ目」や「語呂のいい数字」が人気になるのと同じで、「060の番号を早めに確保したい」という気持ちは、合理性というよりはコレクション欲に近い感覚もありますからね。

    その感覚自体を否定する必要はありませんが、実務レベルの話とごっちゃにするとややこしくなります。

    たとえば、子どものスマホデビュー用に今年中に回線を増やしたいケースを考えると、060待ちには具体的なリスクが出てきます。年度末ギリギリまで060の開始が見えないまま時間が過ぎるかもしれませんし、始まったとしても、すぐに全キャリア・全プランで060が選べるとは限りません。

    そうなると、060を待つこと自体が目的になってしまい、「いつまで経っても回線が用意できない」「条件のいいキャンペーンや端末を逃す」といった本末転倒なことに。

    本来は、番号帯よりも、「いつから連絡手段としてその回線が必要か」のほうが優先度は高いはずですからね。

    逆に、回線を急いで増やす必要はなく、「今持っている番号も特にこだわりがない」という人にとっては、060のニュースを軽く頭の片隅に置いておく程度に扱う手もあり。

    年度末に近づくころ、各社が060の提供開始日や申し込み方法を具体的に出してきたタイミングで、「そのとき契約を動かすかどうか」を改めて考えれば足ります。

    今回の延期が象徴しているのは、「番号が逼迫している現状」と「それに対処する仕組みのアップデート」が、両方とも簡単には進まないということ。

    090/080/070だけでは足りなくなりつつあるから060を用意したものの、その060を実際に配り始めるにも、各社のシステムをいじる手間や時間がかかる。

    だからこそ、利用者側でできるのは、「制度の進み具合に振り回されすぎないこと」に尽きます。

    060が本格的に動き出したとき、番号帯ごとに扱いの違いが出てくるのかどうか、既存番号の扱いを変える議論が出てくるのかどうか。そこまで話が進んだ段階で、「自分の番号と契約をどうしたいか」を考え直すくらいで、ちょうどいいのかもしれません。

  • スマホ動画の「悔しさ」を減らせるか?Osmo Pocket 4Pが家族撮影にもたらす変化

    スマホ動画の「悔しさ」を減らせるか?Osmo Pocket 4Pが家族撮影にもたらす変化

    運動会でわが子が走っているのに、動画の中では米粒サイズ。

    発表会ではステージが暗くて、せっかくの表情がほとんど見えない。

    スマホで一生懸命撮っているつもりなのに、あとで見返すと「うーん・・・」となる瞬間って、けっこうありますよね?

    とはいえ、今さら重たいビデオカメラを買う気にもなれないし、高いカメラを買っても使いこなせる自信もない。

    そんなモヤモヤを解消する「ポケットサイズのジンバルカメラ」という第三の選択肢、あるんですよ。

    今回のおすすめは、デュアルレンズと手ブレ補正、長時間バッテリーを備えたDJIの「Osmo Pocket 4P」。

    DJI Osmo Pocket 4P
    Screenshot

    スペックの話というより、「スマホから一歩進みたい親」にとって、家族動画はどこまで変わるのか?どこまで期待しすぎない方がいいのか?を検証。

    まず、スマホ動画で「悔しい思い」をする場面を、あらためて振り返ってみると、1番最初に思いつくのは、運動会や体育の授業参観のような、物理的に距離があるシーン。

    徒競走で走っているわが子を追いかけたいのに、ズームすると画質がガクッと落ちるし、ブロックノイズだらけに・・・。

    次に、ホールや体育館での発表会。

    目で見ているとそこそこ明るいのに、動画にすると全体が薄暗く、顔がつぶれてしまうケース。

    スマホもだいぶ頑張ってくれてはいるのですが、ステージ照明のコントラストには限界があります。

    そして、日常のちょっとした瞬間。

    子どもがテーブルの上の工作に没頭していたり、小さなおもちゃを動かして物語を作っていたりしている瞬間。

    近づきたいけれど、スマホを構えると意識させてしまって「やめた」となりがち。

    こうした「悔しさ」が重なると、「ちゃんと残したいなら、もっとちゃんとしたカメラが必要なのかな」とは思うのですが、いかんせん、ビデオカメラは重くて古いイメージもあるし、一眼カメラは高額なうえ、学習コストも高くハードルが上がる。

    結果として「まあスマホでいっか」で収まってしまいがち。

    何せ、簡潔さと機動力は、他の機材の追随を許さない、ずっと先を行ってますからね。

    さてさて、こんな堂々巡りの中、Osmo Pocket 4Pのようなジンバルカメラが割り込んでくるわけです。

    Osmo Pocket 4Pは、広角と中望遠のデュアルレンズを備えたポケットサイズのカメラで、広角側は20mm相当、中望遠側は60mm相当で、電子ズームと組み合わせることで最大12倍までズームできます。

    ここでポイントになるのが、「広角レンズ基準で6倍まではロスレスズーム」という部分で、運動会のスタンド席からグラウンドの子どもを撮るとき、スマホのデジタルズームだと「拡大しているだけ」感が強く出ますが、4Pの中望遠レンズとズームを使うと、そもそも光学的に被写体を大きく捉えたうえで拡大していけるので、結果として、同じ距離からでも「ちゃんと顔がわかる」映像になりやすくなります。

    心動きました?

    そして、もうひとつ、この距離の問題とセットで効いてくるのが「アクティブトラック」という自動追尾機能で、Osmo Pocket 4Pでは、中望遠レンズ使用時や最大12倍ズーム時でも、被写体をフレームの中央に追い続けてくれます。

    ファインダー(実際には本体の画面)をじっと見続けながら走る子どもを追いかけるのって、意外と大変なんです。

    アクティブトラックを使うと「とにかくこの子を追って」とカメラにお願いしておいて、自分はある程度ざっくりと向きを合わせるだけで済むんですよ。

    スマホにも似たような機能はあるのですが、手ブレ補正の仕組みやズーム性能と合わせて考えると「遠くにいる子どもを安定して追いかける」という一点では、専用機ならではの安心感があります。

    次に暗い場所での発表会やイベント。

    Osmo Pocket 4Pの中望遠レンズは、1/1.28インチのセンサーとF1.8という明るいレンズが組み合わせられています。

    まぁ、普通の人なら数字だけでピンとこないかもしれませんが、要は「暗いところでも、できるだけシャッタースピードを落とさずに明るく撮れる」構成になっているんです。

    さらに、高感度撮影用の設定では、センサーの感度(ISO)が従来機よりも高い範囲まで使えるようになっていて、感度を上げればノイズは増えてしまうのですが、3軸ジンバルによる手ブレ補正が強力なので、スマホのように「手ブレを抑えるために無理にシャッター速度を上げる→さらに暗くなる」という悪循環に陥りにくいんです。

    体育館の後方から、ズームしつつ手持ちで撮影するようなシーンでは、「ブレてるか、真っ暗か、そのどちらか」という状況からはだいぶ脱出しやすくなるはずですよ。

    そして、日常の撮影で効いてくるのが、最短撮影距離約20cmのマクロ性能。

    子どもの手元の工作、レゴの小さなパーツ、おままごとの料理など、そういう「近くで見たい世界」を、あまり距離を詰めすぎずに大きく写せるのは、スマホとの差としてわかりやすいポイントかもしれません。

    さらに、最短距離のまま電子ズームも使えるので、「手を伸ばさずにここまで寄れるのか」という体験にもなるかも。

    子どもにカメラを意識させすぎず、自然な表情や集中している横顔を残したいとき、この「寄れるけれど近づきすぎない」は地味にありがたいのでは?

    さらに、実用面で見逃せないのがバッテリー。

    Osmo Pocket 4Pは、フル充電時に最大210分の連続撮影が可能となっているようで、実際の撮影条件によって多少の前後はあるでしょうけど、「午前中の運動会を通して使う」「旅行で午前から午後までときどき撮影し続ける」といった用途なら、予備バッテリーを何本も抱える必要はないかも。

    また、短時間充電にも対応していて、約18分で80%、約32分でフル充電が可能となっているので、お昼休憩や移動の合間にモバイルバッテリーからサクッと充電しやすいのも、ありがたいところ。

    ここまでみると「じゃあスマホから乗り換えたほうがいいのか」となりそうですが、正直なところ、すべての家庭に4Pが必要かというと、そうでもなさそう。

    たとえば、撮影はほとんど静止画で、動画はたまに数十秒撮る程度、運動会も写真がメインで、動画は記録として少し撮れれば十分という家庭なら、最新のスマホでもかなり満足度は高いはず。

    また、機材を増やすのがストレスになるタイプの人にとっては「カメラ本体とスマホ、充電ケーブルが2種類」という時点で、けっこうな負担になるでしょうし、カバンから出して起動してという手間が面倒という人には向いていません。

    なんだかんだ、持ち歩くことすらせず、結局スマホに戻る未来もしっかりと見えてきます。

    逆に「4Pへの投資が現実的に見合う家庭像」を挙げるなら、次のような感じじゃないでしょうか?

    運動会や発表会の動画を毎回かなりの時間撮っていて、「どうせ撮るなら、もう少しちゃんとした映像にしたい」と感じている。

    日常的にも子どもの様子や遊びを動画で残すことが多く、スマホのストレージがすぐいっぱいになるタイプ。

    そして、新しいガジェットを触るのがそこそこ好きで、「設定をいじったり、モードを試したりするのも含めて楽しめる」親。

    このあたりに当てはまるなら、スマホから一段階上の「家族動画の標準機」として、Osmo Pocket 4Pはかなり現実的な選択肢になってきます。

    とはいえ、これはどのカメラにも言えることですが「機材を変えたからといって、急に映像がドラマチックになるわけではない」ということも忘れずに。

    ズームや暗所性能で「撮れなかったものが撮れるようになる」のは確かですが、本当に後から見返してうれしいのは、完璧な画質よりも「そのときの空気感ごと残っている映像」だったりします。

    Osmo Pocket 4Pは、「誰でも・どこでも・一人で」撮れる範囲を広げてくれる道具であり、そのうえで、自分の家では何をどこまで残したいのか?スマホで足りないと感じているのは「画質」なのか?それとも「撮る頻度」や「撮る視点」なのか?

    そのあたりを一度整理してみると、この小さなジンバルカメラが自分の家に必要かどうかも、少し見えやすくなるかもしれません。

  • Apple製品が値上げ、2026年6月改定の全対象モデルと新価格まとめ

    Apple製品が値上げ、2026年6月改定の全対象モデルと新価格まとめ

    2026年6月、Appleが主要製品を一斉に値上げしましたね。

    MacBookやiPadを見ていた人にとっては、かなりタイミングの悪い改定だったはずで衝撃は大きいのでは?

    Apple Storeの価格が大幅に書き換わり、気づいたら「思っていた予算では届かない」という状況になっていたという人も多いでしょう。

    今回の値上げは、単に「高くなった」で片づけるには少し重たい状況yで、対象はMac、iPad、HomePod、Apple TV 4K、Apple Vision Proまで幅広く、しかも上げ幅がかなり大きいモデルも。

    購入を検討していた人にとっては、製品選びそのものより先に「今買うのか、待つのか」を考え直す出来事になっているのではないでしょうか?

    今回の値上げ対象

    2026年6月25日時点で価格が改定されたのは、以下のカテゴリ。

    • Mac(MacBook Air / MacBook Neo / Mac mini / Mac Studio / Mac Pro など)。
    • iPad(iPad / iPad mini / iPad Air / iPad Pro)。
    • HomePod mini / HomePod。
    • Apple TV 4K。
    • Apple Vision Pro。

    その一方で、iPhone、Apple Watch、AirPods、AirTagなどが対象外となっていて、ホッと一安心したかもしれませんが、対象外だから安心はできませんよ。

    なにせ、今回の改定でAppleが「どこまで上げるのか」を見せた以上、ほかの製品にも波及する可能性は大いに残っています。

    主な新旧価格

    特に値上げ幅が目立ったモデルを整理すると、次のようになります。

    カテゴリモデル旧価格新価格値上げ幅
    MacMacBook Neo(256GB)99,800円119,800円+20,000円
    MacMac Studio328,800円419,800円+91,000円
    iPadiPad(128GB)58,800円74,800円+16,000円
    iPadiPad Pro(256GB)168,800円209,800円+41,000円
    その他Apple TV 4K(Wi-Fi 64GB)19,800円34,800円+15,000円

    Mac Studioの値上げなんて、安いスマホ買えるじゃんってくらいの上げ幅ですし、Apple TV 4Kにいたっては、値上げ率約75.8%(元の価格の約1.76倍)。

    正直、そこまで上がるなら誰が買うの?と心配になるくらい。

    値上げの2つの要因

    この、近年稀に見る値上げの背景には、主に2つの要因があり、ひとつは、AI関連需要の拡大によるメモリ部材の高騰。

    DRAMやNANDフラッシュは、AIの開発・運用で消費が増えていて、その影響が民生機器側にも回ってきていて、供給が足りなくなっています。

    さらに、円安の継続により価格はガッツリとアップ。

    そもそもApple製品は、アメリカでの定価を基準にしつつ、日本向け価格が決まるため、為替が悪いとそのまま国内価格に跳ね返ります。

    今回の値上げは、アメリカでさえ約17%増とされているのに、日本ではそこに円安が重なり、より大きな上げ幅になっているんです。

    10万円以下のMacBookが消えた

    今回の改定で、象徴的なのは、MacBook Neoの最安モデルが99,800円から119,800円になったことでしょう。

    「10万円以下ならなんとか」と考えていた層にとって、この2万円の差はかなり大きい。

    桁が一桁変わってしまうのは、心理的にはひとつ上の買い物になりますからね。

    これにより、学生やライトユーザー向けに残っていたMacの入口が少し狭くなってしまいましたし、結果として、Windows機や中古Macに流れる人、あるいは購入自体を見送る人が増えても不思議ではないでしょう 。

    iPhoneはどうなるのか

    現時点では、iPhone、Apple Watch、AirPods、AirTagは値上げ対象外となっていますが、同じ部材環境の影響を受ける以上、今後もそのままとは限らないでしょう。

    特にiPhoneは年々メモリ搭載量が増えているうえ、AI機能の強化が進むほどコスト圧力は確実に強まりますし、20万越えもあるかもしれませんね。

    でもそうなってくると、ついにスマホ時代は終わり、新しいウェアラブル端末の時代への移行が加速していきそう。

    結局、今買うべきか?否か?

    購入予定の製品が値上げ対象に入っているなら、待つメリットは小さくなってい流ような気がします。

    とくにMacやiPadは、必要なタイミングがはっきりしている製品ですし、仕事や学業で使うなら「もう少し様子を見る」より、いまの価格で納得できる構成を押さえるほうが合理的だと思います。

    よほどの急ぎでなければ、個人t系には様子を見る選択もありかなと思います。

    とはいえ、今回の値上げは一時的なセール価格の揺れではなく、構造的なコスト上昇の反映に見えますので、「もう少し安くなるのを待つ」という流れは出てこないような気がしています。

    2026年6月のApple値上げは、AI需要による部材高騰と円安によって、日本ではその影響がより強く出てしまったものとなりました。

    Mac・iPad・HomePod・Apple TV・Apple Vision Proを対象としてかなり大きな価格改定が入りました。

    現状では、iPhoneやAirPodsは対象外とはいえ、今後値上げがないかというと楽観できる状況でもありませんし、Apple製品を検討しているなら、スペックだけでなく価格の動きも含めて見たおいたほうがよさそう。

    なんとなく「高くなったな」で終わる話ではなく、買い方そのものを少し変えさせる値上げとなってしまいましたね。

  • なぜ「AIメガネ」が一気に増えたのか。画面の中のAIが外へ出始めている

    なぜ「AIメガネ」が一気に増えたのか。画面の中のAIが外へ出始めている

    最近、AIの話題を追っていると、少し不思議な感覚が・・・。

    この前まで、AIといえばチャット画面の中にいる存在で「質問すると答えてくれる」「文章を書いてくれる」「画像を作ってくれる」、そういう「呼び出す存在」だったんですよね。

    ところが最近は、GoogleのAndroid XR、Xreal Aura、Metaの新型スマートグラス、Snap Specsなど「AIメガネ」のニュースが立て続けに出てきていて、「次はこれですよ」と急かされているような感じもする。

    でも、本当に変わるのはスマホからメガネなのか?

    もしかすると変わるのは、人間とAIの距離感なのかもしれませんよ。

    AIが画面の中から出てきた

    これまでのAIは、基本的にスマホやPCの中にあり、使いたいときにアプリを開き、質問したいときだけ呼び出すというように、人間が主導権を持っていました。

    ところが、ここ最近話題となっているAIメガネが目指しているのは「周囲を見る」「会話を聞く」「状況を理解する」「必要なら先回りして提案する」など常に「待機しているAI」のような感じ。

    画面の中のAIではなく、もはや現実空間に常に寄り添うAIとなっており、ここが今までとの大きな違いになっています。

    スマホを置き換えるというより、「見る」が変わる

    「AIメガネがスマホを消す」というような話もよく聞きますが、正直、すぐにそうなるとは思えません。

    というのも、すでにスマホは連絡、決済、動画、SNSなど、生活の中心に入り込んでいますから、簡単にはなくならないでしょう。

    ただ、変わっていく部分はあるかもしれません。

    • 旅行先で建物を見るだけで説明が表示される
    • 外国人との会話をリアルタイムで翻訳する
    • スーパーで食材を見ながらレシピを提案する
    • 会議の内容を自動で整理する

    つまり「検索する」のではなく、見た瞬間に情報が届いてくるというイメージ。

    これまでは「知りたい」ことがあれば、スマホやPCを開き「検索する」という流れが一般的でした。

    しかし、これからは「見る」ことでAIが理解し、情報が届くというようなことになるのかもしれません。

    ちょっと便利そう。でも少し疲れそう

    聞いた話レベルではかなり便利そうですし、快適になりそうな予感はするのですが、ここで少し引っかかる部分も。

    最近、通知に疲れる人が増えているといいます。

    「SNSを見る時間を減らしたい」「スマホから離れたい」

    デジタルデトックスなんて言葉も定着しましたよね。

    そんな時代に、今度は目の前にAIが常に存在する世界が登場してくる。

    便利になる一方、休む場所がさらに減る可能性もあります。

    「いつでもAIが助けてくれる世界」は「いつでもAIが存在している世界」でもあるんですよね。

    これは便利さだけでは測れない変化かもしれません。

    本当に変わるのは「スマホ」ではなく人間の記憶かも

    もうひとつ気になることがあって、人間は昔から、外部に記憶を預けてきました。

    • 紙に書く
    • カメラで残す
    • スマホで検索する

    AIメガネは「見たもの」「聞いたこと」「会話」「行動」、そういった日常そのものを記録できる存在になろうとしています。

    つまりは「覚えておく」ことをAIに任せる時代へと向かっているわけですね。

    そうすると、人間の能力が変わるというより「覚える必要のあること」が変わっていくのかもしれません。

    昔は電話番号を暗記していましたが、今は誰も暗記しませんし、自分の番号すら知らない人がほとんどなのではないでしょうか?

    かつては覚える必要があったうえ、その番号を操作する必要もありました。

    しかし携帯電話のおかげで、登録者の名前を押すだけで電話をかけられるようになり、覚える必要、番号を操作する必要がなくなりました。

    これと同じように、10年後には「覚える」という行為そのものの意味が変わっている可能性があると思いませんか?

    本当は距離感の話なのかも?

    AIメガネが流行るかどうか。スマホを置き換えるかどうか。

    もちろんそれも気になりますよね。

    でも、もっと気になるのは別のことで、AIが人間の近くに来すぎたとき、人はそれを心地よいと感じるのでしょうかね?

    最初のうちはもの珍しいので快適さを覚えるかもしれませんが、慣れてくると少し息苦しく感じてきてしまうような気もします。

    これまでのAIは、必要なときだけ開く存在でした。これからのAIは、いつも隣にいる存在になろうとしている。

    最近のAIメガネラッシュを見ていると、新しいガジェットの話をしているようで、本当は「人間はどこまで便利さを求めるのか」を試されているようにも見えます。

    正解はわかりませんが、AIが目と耳を持ち始めたことだけは確かです。

    そして変わっていくのは、デバイスではなく、人間の暮らし方そのものなのかもしれません。

  • AIに話しかけるだけで編集するソフトが出てきた

    AIに話しかけるだけで編集するソフトが出てきた

    動画編集は、いまもまだ「覚えることが多い作業」だ。

    でも、ついにAIに話しかけるだけで編集を進められるソフトが出てきたことで、その前提が少しずつ崩れ始めてきた。

    今回、Palmierが公開した「Palmier Pro」は、Claude Codeなどとの対話で動画編集ができ、PremiereやDaVinciで読み込める形で出力できるというもの

    編集ソフトを触る前に、AIに頼みたくなる

    Palmierが、6月18日、オープンソースの映像ソフト「Palmier Pro」を公開したのですが、その特徴は、AIコーディング支援ツールとの対話を通じて動画編集を進められること。

    さらに、出力先がPremiereやDaVinciでも使えるようで、既存の編集ワークフローと断絶していないところが凄い。

    これ、単に「新しい編集ソフトが出た」というレベルの話ではなく、動画編集が、操作の技術うんぬんではなく、意図を言葉にする作業へ近づいていることが驚きなんです。

    従来の動画編集は、カット、テロップ、色調整、書き出し設定まで、編集者が画面を触りながら、時間をかけて積み上げる必要があり、誰でもが簡単に取り組めるものではありませんでした。

    ところが会話型の編集なら「この部分を短くして、テンポを上げて、字幕を付けて」と伝えるだけで、下ごしらえが進んでいくわけで、ここに編集の入口を変える力が生まれているんです。

    便利になるほど、編集の目は必要になる

    影響が大きいのは、プロの映像制作現場だけではなく、週末に子どもの運動会をまとめたい人や、商品紹介動画をすばやく作りたい個人事業主には、かなり現実的な変化となってくる。

    そもそも、これまで動画編集でつまずいていたのは、センスより先に操作であり、やりたいことは決まっているのに、それを表現するためのアプリの使い方がわからないうえ、学習コストの高さによって諦めている人は多かった。

    しかし、今回のAI編集は、その停滞をかなり減らす可能性がある。

    とはいえ、その便利さの裏には別の課題もあり、AIに任せるほど、最終的な出来栄えを見極める目が必要となってくる。

    編集作業が楽になるほど「どこまでAIに任せ、どこから人間が直すか」を決めないと、仕上がりが雑になっていくし、特に仕事で使う場合、全部を自動化するより、カット整理や初稿作成をAIに任せ、最後の確認は人がやる形のほうが安全かもしれませんね。

    まずは全部を任せない

    今回のポイントは、動画編集が「できる人」より「意図を伝えられる人」に開かれ始めたこと。

    オープンソースで公開されたことで、今後の改良や派生も起こりやすいでしょうし、その進化もスピーディになっていく可能性があります。

    だからといって従来の編集スキルが不要になるわけではなくて、むしろ、AIに何を任せるかを判断する力、そして仕上がりを見て修正する力が、これまで以上に重要になってきます。

    とはいえ、やりたいことを表現するために操作を覚えることと、仕上がりを修正するのでは役割が違いますし、素人がプロの編集技術者になるよりも、思っている映像を言葉で説明するほうがはるかに楽ではありますよね。

    今回のPalmier Pro、動画編集を「触る作業」から「話す作業」に近づけたニュースであり、初心者にとってはハードルを下げる一方、仕事で使う人には役割分担の見直しを迫ってくるものとなります。

    動画編集の未来は、もはやソフトの機能競争というより、編集の入口を誰に開くかの競争になっていく感じですね。

  • ASUS×XREALの新ARグラス「ROG XREAL R1」登場

    ASUS×XREALの新ARグラス「ROG XREAL R1」登場


    ASUSのゲーミングブランドROGとXREALが共同開発したARグラス「ROG XREAL R1」の予約販売が始まりましたね。

    ソニー製Micro OLEDや最大240Hzリフレッシュレートに対応し、「4m先に171インチ相当」という超大画面の仮想スクリーンを実現するのが特徴となっていて、限られた部屋スペースでも、FPSからレースゲーム、映画視聴までを1台でこなせるという、かける大型ディスプレイと言ってもいいでしょう。

    価格は約14万円とけっして安くはありませんが、モニターやテレビを買い足す代わりに「身につける画面」を選ぶという、新しい選択肢がついに本格化してきましたね。

    「ROG XREAL R1」の基本スペック 

    ROG XREAL R1
    Screenshot

    ROG XREAL R1は、ROGとXREALが共同で開発したゲーム向けARグラスで、ソニー製のMicro OLEDディスプレイを採用、片眼あたり1,920×1,080ピクセル、最大240Hzリフレッシュレート、0.01ms応答速度というハイエンドゲーミングモニター級のスペッが小さなフレームに詰め込まれています。

    「4m先に171インチ相当」の仮想スクリーンを表示することができ、視野角は57度。ネイティブ3DoF対応で、頭の動きに合わせた自然な視野変化を実現しているのだそうですよ。

    Boseチューニングのオーディオにより、映像だけでなく音の没入感も重視され、重量は91gと、長時間装着を意識した軽さに設計されています。

    接続面では、ROG Allyとケーブル一本でつながるほか、同梱の「ROG Control Dock」を使えば、PCや家庭用ゲーム機ともDisplayPort 1.4/HDMI 2.0で接続できるようです。

    価格は141,550円となかなかのお値段ですが、、すでに6月15日から予約が始まっています。

    自宅の画面問題をどう変えるのか 

    この製品がターゲットにしているのは「大画面でゲームや映画を楽しみたいのに、部屋のスペースや家族の目が気になる」という日常の悩みの解消。

    ROG XREAL R1は、物理的なテレビやモニターを増やすのではなく、メガネ型デバイスをかけるだけで目の前に大画面を作り出し、4m先に171インチ相当という仮想スクリーンは、一般的なリビングではまず置けないサイズ感。

    しかも、空間固定モードを使えば、自分が体を動かしてもスクリーン位置はその場に固定されるので、ソファに寝転がったり、姿勢を変えたりしても視線を向ければ常に同じ場所に大画面がある感覚で利用できます。

    レンズには3段階の電子調光機能があり、周囲の明るさに合わせて透過度を変えられ、部屋の照明を大きく落とせない環境でも没入感を確保しやすくなっているようです。

    モニターの置き場所や家族との画面の取り合いといった物理的な制約から、生活者を解放してくれるのが、このデバイスのわかりやすい価値かも。

    ゲーマーに刺さるポイントと注意したい点 

    ゲーマー視点で見ると、ROG XREAL R1のわかりやすい魅力は、高い応答性能とリフレッシュレートで、最大240Hz対応かつ0.01msという応答速度は、FPSやレースゲーム、RTSなど、一瞬の反応が勝敗を分けるジャンル向けに設計されています。

    残像感や入力遅延を抑えた映像表示が可能で、ROG Allyとプラグアンドプレイで使える点も携帯ゲーム機で本気プレイをしたい人にはわかりやすいメリット。

    一方で、注意したいのは「常にグラスをかける前提のデバイス」であることで、通常のモニターと違い、装着の快適さが体験の良し悪しを左右してきます。

    価格は約14万円と、ハイエンドゲーミングモニター1台〜大型テレビクラスの投資になり、複数人で同じ画面を共有する用途には向かないので「1人でどれだけこの大画面を使い倒すか」を軸に検討する必要があります。

    ゲームだけでなく、動画視聴や仕事用のサブディスプレイとしても日常的に使うイメージが持てるかどうかが、購入判断の分かれ目になってきそう。

    どんな人が検討する価値がある?

    ROG XREAL R1がフィットしやすいのは、まずROG Allyをすでに持っているヘビーユーザーやPC・家庭用ゲーム機でのプレイ時間が長い人でしょう。

    デスクやリビングのレイアウトをこれ以上変えにくい状況で、「もっと大画面・高リフレッシュレートの環境が欲しい」と感じているなら、物理モニターの追加ではなく身につける画面というアプローチは現実的な選択肢になりえるでしょうし、家族と同居していて大きな音や明るさを出しづらい人にとっても、Boseチューニングのオーディオや電子調光レンズの組み合わせは、生活リズムを崩さずに趣味の時間を確保する手段になります。

    一方で、たまにゲームをする程度のライトユーザーや「みんなで同じ画面を囲んで遊ぶ」スタイルが中心の人であれば、購入は見送ったほうがいいでしょう。

    自分のプレイ時間・プレイ環境・今後数年のゲームとの付き合い方を一度整理したうえで「モニターやテレビではなく、あえてARグラスに14万円を投じる理由があるか」を考えると、この製品の位置づけがはっきりしてくるはず。

    ROG XREAL R1は、「もっと大画面で、もっと滑らかにゲームや映像を楽しみたい」という欲求に対して、物理モニターではなく「かけるディスプレイ」という形で応える製品。

    スペースや家族との共有といった制約を超え、自分専用の171インチ級スクリーンを手に入れられるかどうかが、この14万円の価値の判断軸になります。

    今の画面環境に不満があるなら、「場所を増やす」のではなく「身につける」で解決するという新しい選択肢として検討する一台ともなりそう。

    とくに日本の住宅環境化では、人気が爆発してもおかしくないような気もします。

    しかし、こういった製品、日本企業から登場してこないのが哀しい・・・。

  • AIに仕事を任せるほど「確認作業」が増える矛盾

    AIに仕事を任せるほど「確認作業」が増える矛盾

    なぜAIに任せるほど確認作業が増えるのか

    「AIを使えば仕事が速くなる」と聞いて導入したのに、気づけば毎回アウトプットのチェックに追われている。

    そんな人は多いはず。

    YouTubeなんかでは、AIを駆使している人が、やたらとその便利さを偉そうに熱弁しているけど、あの人たち大丈夫なの?

    そもそも、これはAIの構造的な特性から来る、ほぼ全員が通る壁であり、AIを使いこなしているであろう人が、このことに増えないのはちょっと疑問。

    なぜならAI(大規模言語モデル)は、「正しい答えを出す」ように設計されているわけではないし、正確には「文脈的に自然な答えを生成する」ように作られているだけなのだから。

    つまり、もっともらしい文章は得意だが、事実の正確性や文脈の適切さは一切保証されない

    たとえばメールの文章をAIに任せた場合、文法的に正しく、丁寧な文体の下書きが出てくるけど、「この相手との過去のやりとりのトーン」や「この案件特有のデリケートさ」は、AIには伝わっていないわけで、その結果、自分でゼロから書くより多くの修正が必要になる場合も・・・。

    確認の責任は、常に人間に戻ってくるわけで、これはAIの限界ではなく、現在のAI利用における「避けられない前提」。

    確認作業が増える人に共通する3つのパターン

    ①指示が曖昧なまま丸投げしている

    「このメールを書いて」「この文章を要約して」

    これだけでは、AIは判断材料が少なすぎるので、相手は誰か、目的は何か、どんなトーンか。

    これらが抜けていると、AIは「平均的なアウトプット」を出すしかない。

    具体的には、

    「30代の初対面の取引先に送る、商談後のお礼メール。フォーマルすぎず、次回の打ち合わせの提案も自然に入れてほしい。200字以内。」

    このレベルの指示を出せると、確認の手間は一気に減る。

    ②アウトプットの判断基準が自分の中にない

    「何かがおかしい気がする」と感じるのに、どこが問題かを言語化できないと、全文を何度も読み直す羽目になる。

    これが確認疲れの正体で、事前に「このアウトプットで何をチェックするか」を決めておくだけで、確認の速度は2〜3倍変わる。

    ③AIの得意・不得意を理解していない

    AIが得意なのは、型があることで、議事録の整理、定型メール、箇条書きのまとめ、構成案の提示などであれば、精度が高い。

    一方、苦手なのは文脈依存の判断で「この表現、この相手に使っていいか」「このニュアンスは失礼に当たらないか」などのこうした判断をAIに求めると、必ず二度手間になる。

    「任せる設計」を変えると確認は減る

    確認作業を減らすための本質的な改善は、プロンプトの工夫より前にあって、「何をAIに任せて、何を自分が決めるか」の役割設計をすること。

    実践として効果的なのは、ゴールと制約の事前言語化で、AIに指示を出す前に、次の3つを紙に書いてみてほしい。

    1. このアウトプットで何を達成したいか
    2. 絶対に外してはいけない条件は何か
    3. 完成形のイメージを一言で言うと?

    これが言語化できていない状態でAIに丸投げすると、出てきたものを「なんとなく直す」作業が延々と続いてしまう。

    AIと人間の役割分担の正しい切り方

    AIを「草案型」と「判断型」で使い分けると整理しやすい。

    • 草案型:叩き台・構成・要約・翻訳 → AIに任せていい
    • 判断型:最終トーンの決定・相手への配慮・事実確認 → 人間が担う

    資料作成であれば、「スライドの構成案と各ページの見出しをAIに出させ、中身の数字と結論は自分で入れる」という分担が現実的。

    確認ゼロは幻想。目指すべきは「確認の質を上げること」

    どんなに優秀なAIを使っても確認はゼロにならない。

    それを前提に「確認する内容を絞り込む」ことが現実的なゴールになる。

    事前に「このアウトプットでは事実確認だけする」「このメールはトーンだけ見る」と決めておくと、確認が「全文精読」から「ピンポイントチェック」に変わる。

    AIは作業の代替ではなく、思考の外注先

    AIに仕事を任せるほど、確認が増えてしまう矛盾は、任せ方の設計ができていないことから来ている

    解決策は至ってシンプル。

    • 指示を具体化する(目的・制約・イメージ)
    • 判断が必要な部分は自分が担う
    • 確認するポイントを事前に絞る

    AIはあなたの「考える時間」を減らすためのツールではなく、あなたが考えた内容を素早く形にするためのツールだ。

    その前提を切り替えるだけで、確認作業の量は確実に減っていく。

  • トラックボールマウスで「手首を動かさない」働き方

    トラックボールマウスで「手首を動かさない」働き方

    毎日のデスクワークで、気づけば手首や肩が重い。マウスを動かすたびに、じわじわ疲れがたまる感覚。

    そんな人がいま乗り換えているのが「トラックボールマウス」なのだとか。

    最初は戸惑うけれど、慣れると「普通のマウスに戻れない」と言われる理由があるようですね。

    手首が疲れる原因は「動かしすぎ」

    普通のマウスは、本体ごと動かしてカーソルを操作するようになっているのですが、これ、無意識のうちにずっと手首を左右に動かし続けている状態なんですよね。

    • 細かい調整で何度も往復する
    • 長時間の作業で筋肉が固まる
    • 手首を浮かせたまま操作する

    まぁ、この積み重ねが、腱鞘炎や肩こりにつながるわけです。

    一方、トラックボールは、本体を動かさず指だけで操作できるもので、「動かす範囲」が一気に減るため、負担のかかり方が根本的に異なっています。

    トラックボールで変わる「ラク」

    まず、トラックボールの場合は、親指(または人差し指)だけでカーソル操作が完結するので、机の上でマウスを滑らせる動作が消え、疲れ方が劇的に軽くなるようで、腕全体を動かさなくてよくなるので、肩に余計な力も入らないのだとか。

    さらに、マウスを動かすスペースが不要となるので、自宅やオフィスだけでなく、カフェや小さなスペースさえあれば、動かせるのでストレスなく使えます。

    実際の生活シーンでどうラクになる?

    トラックボールの良さは、派手さではなく「地味に効く」こと。

    • 長時間の資料作成 → 夕方の手首のだるさが軽減
    • 在宅ワーク → 狭いデスクでも快適
    • 動画編集・デザイン → 細かい操作が安定する
    • カフェ作業 → マウスを動かすスペース不要

    これ、作業後に疲れているかどうかで差が出ます。

    最初の3日を乗り切るコツ

    とはいえ、最初のうちは不慣れなため、今までのマウス操作に戻ってしまう人も多いのだそうで、挫しないためにも以下のことを少しだけ辛抱してみましょう。

    まず最初にこれまでと同じような「操作スピード」を求めるとストレスになります。

    なんでもそうですけど、新しいものに慣れるには時間が必要ですから、まずは「正確に動かす」ことに集中し、慣れましょう。

    さらに、一般的なマウスもそうですけど、初期設定のままだと動きが合わないことが多いので、少し速めにすると違和感が減ります。

    そしてここが分岐点。

    使用し始めてから3日を超えると、指の動きに自然と慣れてきます。

    ここまで来ると、使い慣れてきた実感と、腕は案外疲れていないことに気づくはず。

    失敗しない選び方

    基本的にはスペックより「使い方」に合うかが重要。

    • 親指タイプ:一般的で慣れやすい、初めての人向け
    • 人差し指タイプ:細かい操作がしやすい、やや慣れが必要
    • 大きめサイズ:手を乗せて使えるので疲れにくい
    • 無線タイプ:デスクがスッキリする

    迷ったら「親指タイプ+大きめ」が無難。

    トラックボールマウスは、劇的に速くなる道具ではないことを認識し、その代わり、毎日の「じわじわした疲れ」を確実に減らしてくれるものだと思いましょう。

    手首を動かさないというシンプルな変化が、作業後の体の軽さに直結し「もっと早く変えればよかった」と感じる人が多いのは、この地味な差が積み重なるから。

    左利き用

    いや、でも、一般マウスでさえ左手用がない少ないのに、ましてや左手用のトラックボールなんてないのでは?と思ったあなた。

    実は、エレコムさんが作っているんです。

    まぁ、選択肢が多いわけではありませんが、逆に多すぎてどれがいいのか選べないなんてことにならないので、それはそれでいいのかも。