無料のAIオフィス「GenOffice」登場!ローカルで使う新たな選択肢になる?

GenOffice

文書をAIで要約したり、表を分析したりするとき、オフィスソフトとAIサービスを行き来する作業はすっかり当たり前になっていますよね。

そんな流れの中、登場したのが、PC・Mac向けAIオフィススイート「GenOffice」。

無料で利用できるうえ、ソースコードも公開されたAlpha版として公開されており、「AI付きオフィス」をデスクトップで使うという新しい選択肢として気になる存在になってきそう。

AIを別サービスで開く時代から、一体型へ

8月3日、Gensparkが、PC・Mac向けAIオフィススイート「GenOffice」のAlpha版を公開しました。

Windows版とMac版が無料で提供され、広告やライセンス料も設けられていないようで、かなり面白そう。

昨今、オフィスソフトにAI機能が組み込まれる流れ自体は珍しくないのですが、その多くはクラウドサービスやサブスクリプションを前提とした使い方が中心となっています。

そんな中、GenOfficeが目を引くのは、PCへインストールするオフィススイートでありながら、ソースコードをGitHubで公開し、「フル機能のオープンソースAIオフィスとして世界初」を掲げていること。

資料作成のたびにブラウザで別のAIサービスを開いて文章を貼り付けるのではなく、オフィスソフトの中でAIを利用するという流れが、デスクトップアプリでも広がる可能性を感じさせてくれますよね。

オフィス機能は無料、AI機能はクレジット制という仕組み

GenOfficeは、Docs、Sheets、Slides、PDFの4つのエディタで構成されていいて、.docx、.xlsx、.pptx、.pdfの読み書きに対応し、一般的なOffice形式を扱える設計となっており、それぞれのエディタには「Genspark Super Agent」が組み込まれ、自然言語で文書作成や書き換え、データ分析、スライド生成、PDFの要約などを実行することができます。

なにより特徴的なのは、オフィス機能とAI機能が分かれていることで、オフィスソフト自体は無料で利用することができ、AIによる処理についてはGensparkクレジットを消費するという形になっています。

一方で、現時点ではクレジットの価格や入手方法、どの操作でどれだけ消費するのかは公表されていないので、いきなり乗り換えるというのは、やめておいた方がよさそう。

AIを日常的に利用する場合、この部分が実際の使い勝手を左右する判断材料になりそうですからね。

Alpha版だからこそ、これから見えてくる部分

公開されたのは正式版ではなくAlpha版のようで、不具合や未実装機能があることも案内されていて、いまはまだ完成版として評価する段階ではなさそう。

また、AIがローカルで処理されるのかクラウド経由なのか、日本語対応の状況、利用するAIモデル、データの保存場所やセキュリティ設計など、現時点では明らかになっていないこともあり、まずはアーリアダプターからの評価待ちかも。

とはいえ「無料のオフィスソフト」と「AI」を別々に考えるのではなく、一つのデスクトップアプリとしてまとめた形で公開されたことには意味があり、仕事や副業でOffice形式のファイルを扱う機会が多い人にとっては、今後の正式版や機能追加を追いかけたくなるかも。

とにもかくにも現時点で注目したいのは、オフィス機能が無料で利用できる一方、AI機能はクレジット制という仕組みで、今後このような流れが一般化してきそうですね。

Alpha版のため、不具合や未実装機能があることも前提になります。今後はクレジットの詳細や日本語対応、データ処理の仕組み、正式版のロードマップなどが公開されるかが判断材料になりそうです。