ASUSのゲーミングブランドROGとXREALが共同開発したARグラス「ROG XREAL R1」の予約販売が始まりましたね。
ソニー製Micro OLEDや最大240Hzリフレッシュレートに対応し、「4m先に171インチ相当」という超大画面の仮想スクリーンを実現するのが特徴となっていて、限られた部屋スペースでも、FPSからレースゲーム、映画視聴までを1台でこなせるという、かける大型ディスプレイと言ってもいいでしょう。
価格は約14万円とけっして安くはありませんが、モニターやテレビを買い足す代わりに「身につける画面」を選ぶという、新しい選択肢がついに本格化してきましたね。
「ROG XREAL R1」の基本スペック

ROG XREAL R1は、ROGとXREALが共同で開発したゲーム向けARグラスで、ソニー製のMicro OLEDディスプレイを採用、片眼あたり1,920×1,080ピクセル、最大240Hzリフレッシュレート、0.01ms応答速度というハイエンドゲーミングモニター級のスペッが小さなフレームに詰め込まれています。
「4m先に171インチ相当」の仮想スクリーンを表示することができ、視野角は57度。ネイティブ3DoF対応で、頭の動きに合わせた自然な視野変化を実現しているのだそうですよ。
Boseチューニングのオーディオにより、映像だけでなく音の没入感も重視され、重量は91gと、長時間装着を意識した軽さに設計されています。
接続面では、ROG Allyとケーブル一本でつながるほか、同梱の「ROG Control Dock」を使えば、PCや家庭用ゲーム機ともDisplayPort 1.4/HDMI 2.0で接続できるようです。
価格は141,550円となかなかのお値段ですが、、すでに6月15日から予約が始まっています。
自宅の画面問題をどう変えるのか
この製品がターゲットにしているのは「大画面でゲームや映画を楽しみたいのに、部屋のスペースや家族の目が気になる」という日常の悩みの解消。
ROG XREAL R1は、物理的なテレビやモニターを増やすのではなく、メガネ型デバイスをかけるだけで目の前に大画面を作り出し、4m先に171インチ相当という仮想スクリーンは、一般的なリビングではまず置けないサイズ感。
しかも、空間固定モードを使えば、自分が体を動かしてもスクリーン位置はその場に固定されるので、ソファに寝転がったり、姿勢を変えたりしても視線を向ければ常に同じ場所に大画面がある感覚で利用できます。
レンズには3段階の電子調光機能があり、周囲の明るさに合わせて透過度を変えられ、部屋の照明を大きく落とせない環境でも没入感を確保しやすくなっているようです。
モニターの置き場所や家族との画面の取り合いといった物理的な制約から、生活者を解放してくれるのが、このデバイスのわかりやすい価値かも。
ゲーマーに刺さるポイントと注意したい点
ゲーマー視点で見ると、ROG XREAL R1のわかりやすい魅力は、高い応答性能とリフレッシュレートで、最大240Hz対応かつ0.01msという応答速度は、FPSやレースゲーム、RTSなど、一瞬の反応が勝敗を分けるジャンル向けに設計されています。
残像感や入力遅延を抑えた映像表示が可能で、ROG Allyとプラグアンドプレイで使える点も携帯ゲーム機で本気プレイをしたい人にはわかりやすいメリット。
一方で、注意したいのは「常にグラスをかける前提のデバイス」であることで、通常のモニターと違い、装着の快適さが体験の良し悪しを左右してきます。
価格は約14万円と、ハイエンドゲーミングモニター1台〜大型テレビクラスの投資になり、複数人で同じ画面を共有する用途には向かないので「1人でどれだけこの大画面を使い倒すか」を軸に検討する必要があります。
ゲームだけでなく、動画視聴や仕事用のサブディスプレイとしても日常的に使うイメージが持てるかどうかが、購入判断の分かれ目になってきそう。
どんな人が検討する価値がある?
ROG XREAL R1がフィットしやすいのは、まずROG Allyをすでに持っているヘビーユーザーやPC・家庭用ゲーム機でのプレイ時間が長い人でしょう。
デスクやリビングのレイアウトをこれ以上変えにくい状況で、「もっと大画面・高リフレッシュレートの環境が欲しい」と感じているなら、物理モニターの追加ではなく身につける画面というアプローチは現実的な選択肢になりえるでしょうし、家族と同居していて大きな音や明るさを出しづらい人にとっても、Boseチューニングのオーディオや電子調光レンズの組み合わせは、生活リズムを崩さずに趣味の時間を確保する手段になります。
一方で、たまにゲームをする程度のライトユーザーや「みんなで同じ画面を囲んで遊ぶ」スタイルが中心の人であれば、購入は見送ったほうがいいでしょう。
自分のプレイ時間・プレイ環境・今後数年のゲームとの付き合い方を一度整理したうえで「モニターやテレビではなく、あえてARグラスに14万円を投じる理由があるか」を考えると、この製品の位置づけがはっきりしてくるはず。
ROG XREAL R1は、「もっと大画面で、もっと滑らかにゲームや映像を楽しみたい」という欲求に対して、物理モニターではなく「かけるディスプレイ」という形で応える製品。
スペースや家族との共有といった制約を超え、自分専用の171インチ級スクリーンを手に入れられるかどうかが、この14万円の価値の判断軸になります。
今の画面環境に不満があるなら、「場所を増やす」のではなく「身につける」で解決するという新しい選択肢として検討する一台ともなりそう。
とくに日本の住宅環境化では、人気が爆発してもおかしくないような気もします。
しかし、こういった製品、日本企業から登場してこないのが哀しい・・・。
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