欲しいと思ったタイミングで、また高く・・・
食料品、光熱費、交通費など、日常のコストが上がっているのは肌感で実感できるのですが、最近では、それが「趣味の世界」にまで及んできていますね。
楽しみのためのお金まで、じわじわと削られている感覚。
たいして贅沢しているつもりもないのに、出費の重さだけが増えていく・・・。
Steam Deckの値上げニュースは、その感覚を改めて思い知らされることになってきていますね。
Steam Deck OLEDが最大160ドル値上がり
米Valveが、携帯型ゲーミングPC「Steam Deck OLED」の価格改定を発表し、それぞれ以下のように値上がりとなっています。
- 512GBモデル:669ドル → 789ドル(約120ドル値上げ)
- 1TBモデル:849ドル → 949ドル(約100ドル値上げ)
その理由は、メモリとストレージのコスト上昇。であり、Valve側の利益拡大のためではなく、部品コストがそのまま価格に反映された形となっています。
現在のところ、日本での価格改定は未発表となっているので、国内ユーザーにとっては、まだまだ「様子見」の段階とも言えます。
ゲーム機値上げの意味
Steam Deckはゲーミングデバイスであり、誰も彼もが欲しいというものでもないけど、この話をゲーマーだけの問題として読むのはもったいない。
今回の値上げの根っこは「NAND型フラッシュメモリの価格上昇」であり、スマホ、ノートPC、外付けSSD、USBメモリなど、これらすべてに使われている部品が、今、価格上昇の真っ最中であり、構造的には「ゲーム機が高くなった」のではなく、データを保存するすべてのものが高くなりつつあるという話。
趣味のデバイスを買おうとしている人だけでなく、PCを買い替えようとしている人、スマホのストレージ増量を考えている人にも、じわじわと関係してきています。
特に今AIマシンとして大人気となっているMac Miniなんて品薄になっているばかりか、メモリーの上限が48GBまでに制限されていて、本当に困っている・・・。
「今買うべきか、待つべきか」の整理
この手のニュースで一番困るのは、「で、どうすればいいの?」がわからないこと。
というのも今回の発表は海外だけものであり、日本では今後どうなるのか未定。
つまり・・・
日本在住なら、今すぐ動く必要はない
現時点で日本の公式価格は変わっていないのですが、Valveがいつ、どの幅で改定するかは不明であり「いまのうち」買おうというのも早計。
一般的にアメリカでの発表から数週間〜数ヶ月のタイムラグがあることが多いので、「アナウンスが出てから考える」で十分間に合う可能性が高そう。
どちらかというと、Steam Deck本体より影響が早く出やすいのが単体のSSDやメモリ製品群のほうであり、PC用途でSSDや増設メモリを検討している人は、価格比較サイトで動向を追っておくと損が少ないでしょうし、「まだ大丈夫だろう」と後回しにして値上がり後に買うという状況になりやすい。
というか、個人的には数年ほどはメモリーの状況はよくはならないとは思うので、早めに対応しておいた方がいいとは思いますが・・・。
欲しいと思ったら買う」は悪くない判断
値下がりを待つ戦略は、半導体関連品には全く通じないでしょうし、現在が底値だと思っていても間違いはないはず。
少なくとも今は下がる根拠より上がる理由の方が多い状況ですし「半年待てば安くなるかも」という期待は、ほぼゼロ。
とは言え、今回のSteam Deck自体については急いで購入すべき理由は現状ないのではないかと思っています。
趣味のコストが上がる時代との付き合い方
「好きなことにお金をかけたい」という気持ちは、ごく普通の欲求だし、それに対してインフレが静かに侵食してくる感覚は、決して大げさではありません。
今回のSteam Deck値上げが象徴しているのは、「趣味の世界も、もう物価上昇の外ではない」という事実。
だからといって、何でも急いで買う必要はなく、「なんとなく後でいいか」とぼんやり先送りしていると気づいたら値段が変わっていたということは、これからも増ていくはず。
ただでさえ円安で海外の製品やサービスはコスト高なのに、さらに部品の調達不足により、希少性が高くなっていく状況はあまり嬉しい状況ではありませんね。
ネット観察系個人メディア
「これは面白い」「意外と知られていない」と感じたものを記録する場所。

