あなたは1日に何回、Google検索をしていますか?
「〇〇とは」「〇〇 やり方」「〇〇 違い」
気づけばタブが10個以上開き、結局どのページが正解かわからないまま時間だけが過ぎていく。
そんな経験、思い当たる方も多いのではないでしょうか。
実はこの「検索→読む→整理」という往復作業こそ、ビジネスパーソンの時間を静かに奪い続けている元凶で、その解決策が、Notionに搭載されたAI機能「Notion AI」にあります。
今回は、Notion AIをGoogle検索の代わりに使い、日常業務を30分短縮する具体的な方法を紹介。
ググるより速い。Notion AIを「専属アシスタント」にする方法
Google検索との最大の違いは、情報を探す場所と整理する場所が一致しているかどうか。
Google検索では「検索する→記事を読む→必要な情報をメモする→Notionに貼り付ける」という4ステップが必要ですが、Notion AIであれば、Notionのページ上でそのまま質問して、回答も同じページに書き込まれます。
つまり、情報収集と整理が同時に完結するわけです。
使い方もシンプルで、Notionのページ上でスペースバーを押すとAIメニューが起動し、そこに質問や依頼を入力するだけで、専属アシスタントのように答えてくれます。
たとえばこんなプロンプトが使えます。
「OKRとKPIの違いを3行で説明して」「このページの内容をもとに、明日の会議で使える論点を3つ挙げて」「競合調査のフレームワークを表形式でまとめて」
Google検索なら15分かかる作業が、Notion AIなら2〜3分で完了というわけです。
【実践】議事録の要約とネクストアクションの自動抽出
Notion AIの真価が最も発揮されるのが、議事録の処理。
会議後に議事録を書き、要点をまとめ、担当者ごとのネクストアクションを整理する
まぁ、これだけで30分以上かかることも珍しくありません。
しかし、Notion AIを使えば、この作業を数分に圧縮することができます。
具体的な手順。
まず、会議中にNotionページへ箇条書きで走り書きをします。精度は気にしなくて構いません。
会議が終わったら、そのページ上でスペースバーを押してAIメニューを開き、以下のプロンプトを入力します。
このメモをもとに、以下の形式で整理してください。
・会議の目的(1行)
・決定事項(箇条書き)
・ネクストアクション(担当者・期限つき)
・未解決の課題
すると、走り書きのメモが整理された議事録として出力され、担当者名や期限がメモに含まれていれば、そこまで自動的に抽出してくれます。
これまで会議後の「清書作業」に費やしていた時間を、そのまま次の仕事に充てることができるんです。
検索いらず。散らばったメモをAIに整理させるテクニック
「あのメモ、どこに書いたっけ」
Notionを使っていても、ページが増えるにつれて情報が散らばりがち。
Notion AIはページをまたいだ情報整理にも活用でき、たとえば、複数の打ち合わせメモや調査メモが別々のページに存在する場合、親ページ上で以下のように依頼することができます。
このデータベース内のメモを読んで、
共通するテーマと重複している情報をまとめてください。
また、新しい情報をページに追加した際に、以下のプロンプトでタグや分類を自動提案させることもできます。
このメモに適切なタグを3つ提案してください。
既存のタグ候補は「マーケティング・営業・開発・採用・経営」です。
検索して探す時代から、AIに整理させて見つける時代へ。
Notionをただのメモ置き場にするか、知識を活用する基地にするかは、AIの使い方次第。
Notion AIを使いこなせる人と、一生手入力する人の差
Notion AIを活用できる人とそうでない人の差は、スキルよりも思考の言語化スピードにあります。
AIに的確な依頼ができる人は、「自分が何を求めているか」を素早く言葉にできる人で、逆に「なんかいい感じにして」という曖昧な依頼では、AIも曖昧な回答しか返せません。
もう一つの差は、「AIに任せる判断軸」を持っているかどうか。
要約・分類・ブレスト・下書き作成などはAIが得意とする領域。
一方、最終的な意思決定や相手の感情を読む判断は、まだ人間の仕事であり、この切り分けができる人が、Notion AIを本当の意味で使いこなせる人となるわけです。
手入力にこだわり続けることは、電卓があるのに暗算で帳簿をつけるようなものかもしれませんよ。
まとめ
Notion AIはGoogle検索の完全な代替にはなりませんが、日常業務の中で繰り返し発生する「調べる・整理する・まとめる」作業においては、十分にその役割を果たします。
まずは今日の会議が終わった後、議事録の要約を一度Notion AIに任せてみてください。
たった1回の体験が、働き方を変えるきっかけになるはず。
完璧に使いこなす必要はありません。
一つの習慣から始めることが、30分の時短への最短ルートです。

