「Macで64GBのメモリを積みたいけれど、どのモデルを選べばいい?」
そんな疑問を持っているなら、2026年8月25日の新モデル発表を踏まえて考える必要があります。
ここ最近では、64GBのMacを選ぶ場合、MacBook ProやMac Studioだけしか選択肢がなかったのですが、先日の新製品発表により、Mac mini M5 Proも最大64GBのユニファイドメモリに対応 してくれました!
しかもその一方で、Mac Studioには、M5 MaxとM5 Ultraが登場し、最大512GBまで選べるようになり、MacBook ProもM5 Proなら64GB、M5 Maxなら128GBまで対応することに。
つまり現在は「64GBを選べるMacが少ない」という状況ではなくなりつつあり、64GBが必要な人は、Mac mini、MacBook Pro、Mac Studioのどれかを選ぶということになります。
2026年8月現在、64GBを選べるMac
まず、64GBを選択できるモデルを整理しておくと・・・
モデル チップ 最大メモリ 64GB Mac mini M6 32GB × Mac mini M5 Pro 64GB ○ MacBook Pro M5 Pro 64GB ○ MacBook Pro M5 Max 128GB ○ Mac Studio M5 Max 128GB ○ Mac Studio M5 Ultra 512GB ○
まぁ、大きなポイントとしては、Mac mini M5 Proが64GBに対応したこと 。
2026年8月25日に新しいMac miniが発表され、M6モデルに加えてM5 Proモデルが用意され、M5 Proでは24GB、48GB、64GBのユニファイドメモリを選べるようになっています。
私の本音では、M6でも64GBにしろよ!って感じなんですけどね・・・。
そしてそのM5 Pro搭載Mac miniの価格は、29万9800円から購入することができ、予約は8月25日に始まり、発売日は9月22日。
これにより、64GBのMacを選ぶ際には、Mac miniも有力候補になっています。
もっとも価格は50万近くしますがね・・・。
Mac miniは「64GBならM5 Pro」
新しいMac miniには、M6とM5 Proの2種類があるのですが、注意したいのがメモリ容量で、M6モデルの最大メモリは32GBまでしかなく、64GBが必要ならM5 Pro一択となります。
M5 Pro搭載Mac miniは、最大64GB、最大307GB/sのメモリ帯域幅に対応し、64GBのメモリを必要とする用途としては、LLM、動画編集、ソフトウェア開発、3D制作などが考えられますね。
特に、すでにディスプレイやキーボードを持っていて、Macを据え置きで使うなら、Mac mini M5 Proは検討しやすいモデルとなりそう。
価格もMac Studioより低く抑えられているので、「64GBは欲しいが、最上位のデスクトップまでは必要ない」 と考えると、選べるのはこれしかありません。
だって、Mac Studioにするくらいなら、64GBのメモリだけ搭載なんてもったいなさすぎですから。
MacBook Proは「持ち運べる64GB」
ノート型で64GBが必要なら、MacBook Proが一択で、M5 Pro搭載モデルは最大64GB、M5 Max搭載モデルは最大128GBまで選択することができます。
M5 Proのメモリ帯域幅は最大307GB/s、M5 Maxでは最大614GB/s。
MacBook Proのメリットは、当然ながら持ち運べることであり、自宅では外部ディスプレイにつなぎ、外出先では本体だけで作業するといった使い方ができますから、動画編集やソフトウェア開発、LLMなど、比較的重い作業を場所を選ばず行いたい人にはこちらがいいのかな?
でも、64GBを目的にMacBook Proを選ぶ場合は価格に注意が必要で、M5 Pro搭載MacBook Proは14インチが36万9800円から、16インチが44万9800円からとなっていて、これが標準構成の価格となっているわけで、64GBメモリや大容量SSDなどを追加すると、おそろしく馬鹿みたいに価格は跳ね上がります。
ざっくりと最低ラインのものでも70万近くはします・・・。
Mac Studioは「64GBより上」を考える人向け
デスクトップで性能を優先するならMac Studioなのですが、2026年8月25日に新しいMac Studioが発表され、M5 MaxとM5 Ultraを搭載するモデルが登場。
M5 Maxは最大128GB、M5 Ultraは最大512GBのユニファイドメモリに対応し、日本での価格はM5 Maxが41万9800円から、M5 Ultraが94万9800円からです。
通常構成の発売日は9月22日で、M5 Ultraの512GBメモリ構成だけは10月下旬の予定となっています。
しかしMac Studioを選ぶような人がメモリ「64GB」で購入するわけないですよね。
個人的には、Mac Studioを選択するなら最低でも128GBは積むべきですし、SSDの容量のことも考えると、100万円は下らないでしょう。
M5 Ultraなら最大512GBまで対応しますし、Mac Studioはプロ用というよりも、もはや研究者用といってもいいくらいのマシンになっています。
64GBならどのMacを選ぶのか?
使い方などを考慮しないのであれば「64GB」のMacなら、もはやMac mini M5 Pro一択でしょう。
ローカルAIを試したい
4K動画を編集する
開発環境を大量に動かす
仮想環境やコンテナを複数動かす
3D制作を行う
外部ディスプレイをすでに持っている
これらの用途なら十分対応してくれるでしょうし、Mac Studioで64GBなんて、無駄使いにもほどがあります。
費用対効果で、GPU性能やメモリ容量を多少我慢できるなら、Mac miniで十分なはずです。
持ち運ぶならMacBook Pro M5 Proなんだけど
自宅と職場、あるいは自宅と外出先で同じ環境を使いたいならMacBook Proなのですが、よほど現場に持ち出しつつ使いたいという職業の人でなければ、選択肢から外すべきだと思っています。
64GBが必要だからといって、70万近くの出費は厳しい・・・。
ノート型であることそのものに価値があるなら、MacBook Proを選ぶ理由は十分あるとはいえ、外出先でそこまでハードな使い方する人なんて限られてくるでしょう。
64GBは本当に必要か?
さて、個人的な理由でここまで64GB対応モデルをみてきましたが、そもそも64GBが必要なのか?と思う人もいることでしょう。
正直、一般的な用途なら、64GBは余裕がありすぎですし、Webブラウジング、メール、文書作成、動画視聴、一般的な写真管理などが中心なら、64GBも要りません。
必要となるのは、メモリ使用量が大きくなりやすい用途。
4K動画編集
4K動画編集だから必ず64GBが必要というわけではありませんが、編集する素材の量やエフェクト、使用するアプリ、同時に起動するソフトなどによって必要なメモリは変わってきますし、ひょっとすると48GBで十分な場合もあるかもしれません。
ただ、大量の素材を扱う、複数のアプリを同時に使う、長期間買い替えずに使うということなら64GBを選ぶメリットがあ流とは思います。
8K動画編集
8K動画や複雑なエフェクトを扱う場合は、64GB以上が欲しいでしょう。
大規模な制作環境などでは96GBや128GBが圧倒的に有利ですし、8K編集を目的に購入するなら「64GBで十分」と決めつけず、使用するソフトと素材の規模を基準に考えるべき。
いや、この場合はMac Studioを選択すべきなんでしょう。
ローカルAI
64GBの価値が特に分かりやすいのがLLMだと思っています。
Apple Silicon Macでは、CPUとGPUがユニファイドメモリを共有することになるので、ローカルLLMを実行する場合、モデルを読み込むためのメモリ容量が重要になってきます。
ただし「64GBなら34B」「96GBなら70B」 というように、メモリ容量とモデルサイズを単純に対応させることはできませんし、必要なメモリ量は、モデルのパラメータ数だけでなく、量子化方式、コンテキスト長、KVキャッシュ、実行環境、OSやほかのアプリが使用するメモリなどによって変わってきます。
70Bクラスでも4bit量子化を使えばモデルの重みを比較的少ないメモリに収められるケースもありますし、反対に高精度な量子化や長いコンテキストを使用すれば、より多くのメモリが必要になってきます。
ローカルAI目的なら、単純に「何GB必要か」ではなく、「どのモデルを、どの量子化方式で、どの程度のコンテキスト長で使うか」を先に決めるのが適切なのですが、一応「64GB」もあれば、Mac Miniでもそこそこ実験はできるのではないかと思っています。
だから64GBのメモリが欲しいのだ。私は。
64GBと48GB、どちらを選ぶ?
ここで迷いやすいのが48GBと64GBの比較。
実際、一般的な用途だけを考えるなら、48GBで足りるケースがほとんどだし、それでも少なくてもいいとは思います。
しかし、痛いところはApple Silicon Macは購入後にユニファイドメモリを増設できないことで、「今は48GBで足りるけど、数年後にローカルAIや動画編集で不足するかもしれない」ということにもなりかねません。
まぁ、そんなことを言い出したらキリがないわけですが、やっぱり現状での落とし所として「64GB」がいいラインなのではないでしょうか?
逆に、用途が一般業務中心なら、メモリを大量に搭載する必要もないですし、SSD容量やディスプレイのグレードアップなどに使った方がいいでしょうね。
特にSSDの容量アップはかなり魅力的ですし、私の場合、メモリーとセットで考えなければならないから、予算が厳しくなってくるわけです。
メモリだけでなくSSDも考える
LLMではモデルファイルそのものが大きくなることがありますし、動画編集では素材が数百GB、場合によってはTB単位になることもザラでしょう。
そうなってくると、いくら64GBのメモリを搭載していても、SSD容量が足りなければ、意味がありません。
そのため「メモリ容量+SSD容量 」をセットで考えておかないと、ストレスのない環境を構築することはできませんし、特にLLM目的なら、実際に使用するモデルをいくつ保存するのかまで考えてSSD容量を決めておかないと苦しい状況となります。
2026年8月時点の結論
2026年8月25日の新モデル発表によって、64GBのMacを選ぶ状況は大きく変わり、現在では以下のモデルから選択することができます。
Mac mini M5 Pro
MacBook Pro M5 Pro
MacBook Pro M5 Max
Mac Studio M5 Max
Mac Studio M5 Ultra
選び方をシンプルにすると、
64GBで十分な据え置きMac → Mac mini M5 Pro
64GBが必要で持ち運びたい → MacBook Pro M5 Pro
64GBを超える可能性がある → Mac Studio M5 Max
128GBを大幅に超えるメモリが必要 → Mac Studio M5 Ultra
というのが目安といってもいいでしょう。
Macの場合選択肢が少ない!!なんて思いがちですが、これがWindowsになってくると、色々な組み合わせも出てくるので、逆に楽なのかもしれませんね。
個人的な意見としては、ローカルAI、8K動画、3D制作、大規模な開発環境などを扱うなら、64GB以上を選択すべきですし、一般的な用途なら64GBはオーバースペックとなり、吊るしモデルでも十分だと思います。
なにせ、Macは購入後にメモリを増設できないので、現在の用途だけでなく、これから数年間どのような作業をするのかまでを考えておかないと痛い目をみます。
2年前、Mac mini(M4 Pro)が、64GBメモリ+1TB SSD で、338,800円 だったときに買っておかなかった自分をいまだにひっぱたいてやりたい。
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